札幌みたいな単純な町でも迷ってしまうあなたのために

「私、方向音痴なの」その言葉で誤魔化してはいませんか??もしかしたらあなた、方向音痴の域を超えてるかもしれませんよ?きちんと区画整理された町に住んでいて迷うのはやめにしましょう!

私は方向音痴ではありませんので、想像で書きますが、よく道に迷う人というのは地図ばかり見ているのではないのでしょうか?周りの景色を見ることもなく、ただスマホとにらめっこ。そんなことをしていたら目的地にたどり着くのに難儀します。目的地から帰ることができなくなるかもしれません。しっかりと周りを見ましょう。目印を見つけるのです。

この、目印を見つける上で重要なのは、二種類の目印を作っておくことです。それは、「小さいが他の建物にはない特徴があり、その周辺からはすぐに見つけられるもの」と、「大きくてどこからでも見えるもの」の2つです。例を挙げると、前者なら教会やベーカリー、校舎なら山やタワーマンションなどがあります。大きな目印からは現在地の大体の目安がわかりますし、小さな目印からは正確な現在地がわかります。思うに、方向音痴の人は最初から正確な現在地を知ろうとし過ぎなのです。「今は札幌駅があそこに見えるからだいたいこの辺かな、あっちにいけばあの建物が…あった!やっぱりここは〇〇だった」みたいな捉え方が良いのです。

また、方向音痴の人に言い続けてきたことですが、交差点の看板を見てほしいです。交差点名や行き先表示の看板は非常に重要なファクターです。

まず、交差点名。札幌の場合はこれがややこしいのですが、交差点名は実は「交差点の名前」ではなく、「その看板が立っている場所の地名」を表しています。つまり、一つの交差点に4つの名前がつけられてるように感じるのです。例えば、西5丁目通りと北24条通りの交点には「北24西5」だけではなく、「北24西4」「北23西5」「北23西4」の看板も立っている可能性があるのです(ここが京都と違う)。また、札幌は碁盤の目状の区割りなので、行き先表示の看板に書いてある地名を見れば現在地も自ずと絞り込めるようになっています。北大生が覚えておいて損がないのは、「麻生」「伏古」「琴似」「桑園」「札幌駅」などでしょうか。

また、今歩いている通りの名前を確認してください。ある程度大きな通りであれば、その道に愛称がついていることが多いです。その際、気をつけるのは、その通りの名前は、「その通りによって隔てられている2つの地名のうち数字の大きな方を取る」ということです。例えば、北17条と北18条の間にある大通りは北18条通(創成川以西では環状通ですが)だったり、東7丁目と東8丁目の間の通りは東8丁目通だったりします。

最後に、目的地につくまでに曲がる回数を極限まで少なくしてください。特に札幌は碁盤の目なので、多くても3回、ほとんどの場所には2回曲がればたどり着くことができます。曲がる回数を増やすほどあなたの頭はこんがらがります。どうせ大した遠回りにはなりませんから、無理に近道しようとせずに、わかりやすい通りだけを通ってください

この辺ができるようになればきっとあなたも迷わなくなるはずです。それでも迷う人は私の手には負えません、お医者さんに行ってください